南條愛乃 2ndフル・アルバム「Nのハコ」感想:イントロダクション
2016年7月13日発売の南條愛乃 2ndフル・アルバム「Nのハコ」の感想を書いていきたいと思います。
この記事ではまずアルバムの全体像やアルバムを通して聴いた感想を書いていきたいと思います。
別記事で、それぞれの楽曲の感想も書いていきますので、よろしくお願いします。
また歌詞や曲の雰囲気などネタバレ要素をありますのでご了承ください。
南條愛乃公式HP
http://nbcuni-music.com/yoshino_nanjo/
あなたから見た”南條愛乃”とは・・・?
「Nのハコ」は前作の「東京1/3650」と同じくコンセプトがしっかりしているアルバムです。
東京1/3650は南條さんが上京してきてからの10年間をぎゅっと詰め込んだ、
いわば南條さんが自ら紡ぐ南條さんの歴史のようなものでした。
今回の「Nのハコ」はその10年間で出会った人々からみた「南條愛乃」とは?
という切り口で10人の方にあなたには南條愛乃はどう見えていますか?
という問いかけに答えてもらう形で楽曲が制作されています。
そのため、いろいろな方面から見た南條さんの一面が感じられ、
楽曲も様々な雰囲気をもつ曲達が集まっています。
きみからみたわたし
そういうコンセプトがあるアルバムですが’、
実際に手にとった人がそのコンセプトを知っているとは限らない。
そんなことも考えて、一曲目にしっかりとアルバムの方向性を示す曲を持ってくるあたりも
南條さんらしいなぁと思いました。
この曲の感想も個別に書いていこうと思いますが、この曲の浮遊感があるからこそこのアルバムのワクワク感が高まっているのかなぁと感じました。
曲名からどんな曲なんだろう・・・?この人が書く歌詞はどんなメロディに乗るのか
そんな聞く前の楽しさを最大限に引き出していると思います。
様々な楽曲があるぶん、まとまりがなくなるのではないかという心配もあったのですが、
その様々な楽曲がひとりの人間を表現している楽曲なので、杞憂でした。
むしろここまでの振れ幅を持っていても芯がぶれないのは素晴らしいなぁと感じました。
南條さんの歌声も曲調や歌詞の雰囲気によって変化していて、本当に飽きないアルバムです。
ゆっくり聞き入る曲や楽しく弾ける曲。様々な楽曲たちがこの箱のなかには詰まっています。
南條さんの歌声を通して表現される作詞家とのつながり
このアルバムの魅力のひとつとして、様々な人からみた南條愛乃像を感じることであると思うのですが、
もう一つの魅力として南條さんによってその作詞家の人柄を知ることもあると思います。
作詞する際にやはり、南條さんとの繋がりや第一印象様々な角度から作詞をしたと思いますが、
楽曲からその人と南條さんの温かい空気が感じられます。
それがどの曲からも感じれるのはすごいことだと思います。
そして、南條さん作詞の「ツナグワタシ」は、南條さんから南條さんへ。
過去の自分から今の自分へ。
こういう楽曲があるのもこのアルバムの魅力を深いものにしていると思います。
初回限定盤にはカバーソングCDが付属!
初回限定盤には カバーソング5曲が入ったCDが特典でついています。
このCDだけでも販売できるはずなのですが、アルバムのおまけのようになっているのはすごいですね。
個人的にカバーアルバムは原曲のイメージが強すぎて、あまり納得出来ないことが多いので、
今回も 少し身構えて聴いてしまった部分があります。
有名曲が多かったのも関係してるかもしれません。
(サンボマスターのラブソングが入るとは思いませんでしたが)
しかし、一曲目の全力少年を聴いた瞬間に「あ、これは良いな」と。
カバーアルバムと言うか、再構築されている感じで。
南條さんの曲ではないのだけど、しっかりと南條愛乃というフィルターを通して奏でられている楽曲ばかりで本当に聴き応えのあるCDです。
アルバム特典で良いのでしょうかね・・・?笑
こちらも一曲ずつ感想を書いていきたいと思います。
さいごに
さて、簡単にではありますが、Nのハコの全体感想を書かせていただきました。
次回からはアルバム一曲目から順に個別に楽曲の感想を書いていきたいと思います。
何度も書きますが、本当に南條さんの魅力が詰まったすごいアルバムです。
自分の語彙力のなさに絶望しましたが、一度と言わず何度も聴いてこのアルバムの良さを実感してもらいたいです!