fripSide 「divine criminal」は静かに熱い!ーfripSide史上最高のドラマティックサウンド【楽曲感想】

2018年5月16日、fripSide14thシングル「divine criminal」が発売されました!
今回はそのdivine criminalの感想をいち早く書いていきたいと思います。

注意
この記事には楽曲やMVなどのネタバレを含みます。閲覧時はご注意ください。

divine criminalはTVアニメ「されど罪人は竜と踊る」のオープニングテーマに起用されています。
されど罪人は竜と踊るは暗黒ライトノベルの始祖と称されていて、ダークな世界観に残酷な表現などもある特徴的なライトノベルです。
暗黒ライトノベルと紹介しましたが、主人公のガユスとギギナの絆も見どころの作品でもあります。
アニメ版ではありますが、毎週感想記事も書いていますのでそちらもご覧いただけたらと思います。

アニメ されど罪人は竜と踊る 第一話 感想 | freshSide
されど罪人は竜と踊るが放送開始となっています! アニメ第一話の感想だけでなく、 TVサイズ初公開のfripSideのオープニング「divine criminal」、黒崎真音のエンディング「décadence -デカダンス-」の感想も書いていきます。 主役二人の息の合った掛け合いと激しい戦闘シーン 冒頭は竜と戦う場面。 されど罪人は竜と踊るの世界観を語りによって表現しています。 この世界観を一度で理解するのは難しいですが、端的に主人公たちの世界の説明をしています。 そして、いきなりfripSide「divine criminal」が流れます!! イントロからこのアニメの異世界感を表現しつつも、綺麗な旋律を奏でています。 CM動画でも感じたのですが「white relation」に似た方向性の曲なのですが、 Bメロでさらに低く落とすのかと思ったところ、Bメロが上がったので意表を突かれました。 主役二人の構図は「Two souls -toward the truth-」でも表現しているのですが、今回はより大人のエッセンスも入っていると思います。 個人的な感想では少しインパクトが薄いかなとも感じたのですが、爆発的な盛り上がりよりも静かに熱い曲です。 アニメサイズでは収まりきらないスケールの楽曲だと思うので、CD発売が待ち遠しいです。 息の合っていないようで、阿吽の呼吸の二人 オープニング後はもう一人の主役、ギギナが登場します。 話し始めから喧嘩腰の二人なのですが、同時に正反対の言葉を発したり息の良さを見せつけてきます。 知的でクールな印象のギギナでしたが、強敵の竜に策も考えず突撃したりと先頭に関しては猪突猛進な印象も受けました。 皮肉を言う彼ですが、ガユスのことを認めているところも感じました。 直前動画を見ていたので二人の関係性の事前情報はありましたが、1話目からスムーズに舞台表現をしていると思います。 キャラクターの名前が覚えきれないのですが、モルディーン枢機卿長とイルム選皇王は重要人物のようです。 南條さんもモルディーンとともに行動しているキュラソー役で登場しました! しかし、ここでまだ前半・・・。非常に密度の濃いアニメですね。 一話目から様々な情報が入り乱れる

静かに熱いドラマティックな楽曲

divine criminalを初めて視聴したのは先程のTVアニメされど罪人は竜と踊るのオープニングでした。
初めて聞いたときは「white relation」のような楽曲なのかなと思っていたのですが、何度か聴いているうちに印象は変わりました。

フル音源にはTVサイズには含まれていない歌い出し部分が追加されています。

「お!?この始まり方カッコいいぞ!!」

この最初の部分がかなり曲の雰囲気を変えていると思います。
アニメOPでは曲の尺が決まっているため制約があるのですが、オープニングでは印象的なイントロで勢いある演出をしています。
フル音源ではそれに「プロローグ」のような歌い出しをつけることで、より物語を紡ぐような印象を受けました。

この歌い出し部分には途中から打ち込みドラムの音が入り、曲も少しずつスピードアップしていきます。
打ち込みドラムの音が脈打つように感じられ「竜の鼓動」のように聞こえるのも、そしてそのまま物語に引き込まれていくように思いました。

この部分、TVサイズでは感じられないのが残念なところですが、ぜひともフルで聞いてみてください。

崇高なストリングスが際立つサウンド

サウンド面ではデジタルサウンドの中に響くストリングスの音が印象的な楽曲です。
ここまで全編に渡りストリングスが響いている曲は珍しいかなぁと思います。

ただこのストリングスがこの曲の世界観を作り上げていて、「され竜」の「神」であったりそういうファンタジー要素をうまく表現していると感じました。
「black bullet」のような壮大さというよりかは静かに潜むストリングスなのですが、このバランスは素晴らしいです。
今までのfripSideの楽曲のデジタルサウンドの延長線上にある曲なのですが、非常にドラマティックに進行していく楽曲で、楽曲自体が物語を紡いでいます。

1コーラスだけ聞くと大人しい曲なのかなと感じるのですが、フルで通して聴くと徐々に熱を帯びていき気づいた頃にはこの楽曲の世界に飲み込まれています。
2コーラス目からはそのストリングスがさらに綺麗に響いてきます。
そして、そのあとのサビからDメロへの入りが秀逸すぎて。ここで変化を出してくるかと初めて視聴したときは驚きましたが、すごくスムーズに場面展開をします。

硬いシンセのヒット音で場面を区切りハッとさせる部分を作り、しっかりシンセの見せ場もあるのも嬉しいですね。
ライブでは大きな会場では生ストリングスで演奏してくれるとより曲の世界に入り込めるような気がしますし、生演奏でさらに進化しそうな楽曲だと思います。

二人の絆に焦点を当てた物語

divine criminalの歌詞もドラマティックなサウンドに沿いながらも「され竜」の世界観を表現しているものになっています。
ただダークな一面だけを強調するのではなく、主人公の二人であるガユスとギギナの関係を中心に物語を紡いでいます。

fripSideの楽曲の中にはタイアップ曲などで仲間や絆を描く楽曲も多くあるのですが、どの曲も少し若い世界観で描かれている事が多いです。
純粋な心で前に進もう、仲間がいるから頑張れる。そんな前向きな楽曲になっているのですが、今回は一味違います。

され竜の二人は大人なので無邪気に明日を信じているわけではないんですよね。
世の中の不条理とか闇も知っている。そんな主人公たちが感じる互いの存在感をうまく表現していると思います。
そして、その絆だけでなく物語の主軸にもなっている彼らが戦う強大な闇との対峙もしっかり描いています。

この歌詞だけでもどこか切なくも暖かくなるような気がします。
短いフレーズで区切っている部分と流れる部分があってサウンド面と共鳴するのですが本当に情景が浮かぶほど劇的な歌詞だと思います。

今回もMVではゲスト出演があるのですが……。

divine criminalは個人的に大絶賛のシングルなのですが、一つだけ苦言を呈するならMVですかね。

fripSideの楽曲には毎度ゲストが登場するMVが収録されていて楽しみに見ているのですが、今回のシングルで14枚目。
アルバム収録曲のリード曲などにもMVを制作しているので数多くのMVを制作していることになります。

これって実はすごいことなんですよね。
MVの制作費用ってかなりのものになりますし、CDが売れる見込みがないと制作費用をペイできないのでMV自体が作られない楽曲も多くあります。
そんななか全シングルにしっかりMVがあってゲストが登場するというのはなかなか大変だと思います。

しかしながら、今回のMVではその現状を踏まえても少しマンネリ化しすぎてないかという感想です。

歌唱シーン・演奏シーン・歩くシーン・なにか起きる・ラスサビ付近でゲスト登場・最後はワチャワチャ。

様式美といえば良いのですが、流石に変化がないなぁと。
唯一の変化部分のゲストも今回はonly my railgunでのマギー審司さんとマギー司郎さん。
そして、竜が出て戦うというのも「white forces」でよくわからない怪物を倒したなぁと既視感を覚えました。
ゲストが悪いわけじゃないんです。感慨深いものもありました。でも流石に驚きがもうないなぁと……。

satさん自身も確かMVのシークレットゲスト方式についてどうするか語ってた気がします。(ソースが無くて申し訳ないです)
デビューシングルでの驚きを見せた「マギー審司」さんを再度採用したということは一区切りをつけても良いのかなぁと思いました。

カップリングにもカッコいい楽曲が!

divine criminalにはカップリングに「I believe in my heart」という新曲が収録されています。

「カッコ良すぎる……!!!」

fripSideのゲーソンが好きな人にはズバズバと突き刺さるのではないでしょうか!!

正直こういう楽曲に飢えていたところでもあるので、かなり僕にはヒットした楽曲です。
今までのfripSideのゲーソンの集大成のような楽曲だと思います。

この楽曲でカッコいいな!と思った人は他にも素晴らしい楽曲があるので「fripSide PC game compilation vol.1」「fripSide PC game compilation vol.2」を購入して聴いてみてください!アニソンやシングル曲にはない独特の雰囲気のカッコいい楽曲が盛り沢山です。

これはゲーソンコンピアルバムでるんじゃないかなぁと勘ぐってしまうくらい痛烈に印象付けられましたね。
今はスマホゲームが多いので「PC game compilation」になるのかは微妙ですが、期待値が高まります。

でも、この曲ノンタイアップ楽曲みたいなんですよね笑
勝手にゲーソンみたいだと思ってるんですけど……。この感じわかりますよね?

作曲にはsatさんだけでなく、川﨑海さんも参加しています。
やっぱりなーとニンマリしつつテンションが上りました。

「I believe in my heart」の感想はまた別記事でしっかり書きたいと思います!

ライブを思い出させるbrave new world

そしてさらに「brave new world -crossroads version – (fripSide Only)」が収録されています。
brave new world -crossroads version – は客演でnaoさん、KOTOKOさん、黒崎真音さんを呼び最高にピースフルな楽曲となっていました。
今回はその楽曲のfripSideのみのバージョンが収録されています。

せっかくのサプライズ楽曲をわざわざ再収録したのか。
それはcrossroadsツアーの影響があったのだと思います。

crossroads ツアーではbrave new worldは本編ラストに披露される会場が多かったです。
そのときにアウトロを会場全体で歌う現象がありました。それ自体の良し悪しは別として非常に印象的な光景でした。
ツアー中はbrave new worldも南條さんのみの歌唱なので、そのバージョンを収録することでライブを思い出してほしいというファンサービスですね。
「crossroads」にも「The end of escape」のオンリーバージョンが収録されたときと同じ感じなのかなと。

crossroads収録時とサウンド面や歌詞の変更はないのですが、
それにしても南條さん、そしてsatさんの歌声で改めて聞くbrave new worldも感慨深いものがありますのでじっくりどうぞ。

fripSideの良さが詰まったシングル

divine criminalは一段とfripSideの良さが凝縮されたシングルだと思います。
シングルだけでなくカップリングも含めて、一皮むけた感じがします。

され竜のアニメ放送が延期になったのでシングル発売の前後があったのかわかりませんが、crossroadsを経て作り上げられた新しいサウンドだと感じました。
killing bitesがかなりの変化球だったのでその反動があるのかもしれませんが。

どんどんライブで聞きたい楽曲が増えていくので、今季のツアーの発表が待ち遠しくなります!
今回はシングルの「divine criminal」を中心に感想を書きましたが「I believe in my heart」もかなり好きな楽曲なので、別途で感想記事を書こうと思っていますのでお楽しみに!

divine criminal 楽曲情報

2018年5月16日発売

<初回限定盤>¥1,800+ 税
<通常盤>¥1,200 + 税

【収録曲】

  1. divine criminal 「されど罪人は竜と踊る」オープニングテーマ
    作詞・作編曲:八木沼悟志
  2. I believe in my heart
    作詞:八木沼悟志 作編曲:八木沼悟志/川﨑海
  3. brave new world -crossroads version- (fripSide Only)
    作詞・作編曲:八木沼悟志
  4. divine criminal<instrumental>
  5. I believe in my heart<instrumental>
  6. brave new world -crossroads version-<instrumental>

【初回限定盤特典】
■初回限定盤特典DVD
・divine criminal MV
・divine criminal MV Making
・SPOT
・TVアニメ「されど罪人は竜と踊る」ノンクレジットオープニング







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2 件のコメント

  • 初めまして。
    丁寧なレビュー楽しく拝見させていただきました!
    この記事を踏まえて改めて聴いてみようと思います(^^♪

    「MVゲスト方式どうするよ?みんな飽きたんじゃない?」みたいなことをsatさんが公の場で話題にしていたのは、crossroads発売前ニコ生でした。
    (その他もあるかもしれませんが…)

    今後も更新楽しみにしております。

    • どうも、雨乃 晴です。
      コメントありがとうございます!
      あーcrossroads発売前ニコ生でしたか!もうタイムシフト見ることが出来ないので確認難しいんですが、やっぱり言及してましたよね!
      他のソースもないか調べてみようと思います。

      今後も更新頑張りたいと思いますのでよろしくおねがいします!

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    PROFILEこの記事をかいた人

    雨乃 晴(あめの はる)

    息をするように音楽に浸っていたいと思う社会人。 fripSide全曲感想まで突き進みます! 好きな音楽はデジタルJ-POPや日本語ラップなど、幅広く聞いています。 プロフィール画像募集中です。