fripSide楽曲感想

[crossroads感想] only me and the moon [18日目]

2017年10月4日に発売されたfripSide結成15週年を記念するSpecial Album“crossroads”
その収録曲全曲の感想を書き連ねて行く企画を行っています。

連載18日目の今日はcrossroads最後の楽曲「only me and the moon」の楽曲感想を書いていきます。
今回の投稿で「crossroads」の感想はすべてとなります。

only me and the moon 楽曲情報

作詞:南條愛乃
作曲;齋藤真也
編曲:齋藤真也

fripSide至極のバラード 切なくアルバムを締めくくる

crossroads最後の楽曲は「only me and the moon」です。
この楽曲は切ないバラード調の楽曲ではあるのですが、デジタルサウンドも織り交ぜれれた透明感のある楽曲です。
作詞は南條さんがしているのですが、この歌詞も少し意味深な感じがしてほかの楽曲と明らかに雰囲気が違います。

サビまでの流れが綺麗で、サビで一気に盛り上がりを見せる構成になっています。
2コーラス目からはそのサビの盛り上がりを引き継いでいきます。
曲構成も2コーラス目ではBメロがあったり、Cメロで雰囲気が変わったりと意外とトリッキーな構成の楽曲でもあります。
そんな楽曲なのですが、全体的に落ち着いた印象の雰囲気がまとめています。

メロディアスなサウンドが全体を包み込む

only me and the moonの作曲は齋藤真也さんが行っています。
fripSideの楽曲はほぼすべてsatさんが手がけていて、編曲で川崎海さんや齋藤真也さんが参加することが多いのですが、この楽曲では作編曲ともに齋藤真也さんが行っています。

メロディが耳に残りやすい楽曲が多く、今回のonly me and the moonもしっかりと聞く人に残るメロディを作り上げています。
曲構成が特殊であるためバラバラな印象を与えがちなのですが、この楽曲ではしっかりと繋ぎ止めています。

曲先行だと思うのですが、タイトルにもあるように月を見上げる夜の情景がサウンド面からも伺えます。
エンディングソング感がある楽曲なのでアルバムの最後の曲で締めくくる役割を持っていると思います。
全体的な大人の印象を与えるサウンドはこれから向かう次のステージへの静かな闘志を感じさせます。

satさんが作る楽曲に比べて変化球が多いサウンドだなぁと思いました。
要所要所で細かい音が重なっていたりと表で聞こえない部分の繊細さを感じました。

意味深な歌詞が不安と期待を紡ぐ

今回only me and the moonの感想を書くに当たって、最初に感じたのは南條さんが書く「歌詞」の内容でした。
この大人びたサウンドに乗せられるフレーズはどこか切ない、戻らない過去について書かれています。

fripSideの楽曲の中で、とりわけ1期の楽曲には「月」を含む楽曲が多くあります。
「distant moon」であったり「fictional moon」であったり。
それはsatさんが楽曲完成するのが深夜を越えていることがありよく月を見ていたというストーリーからも来ているのかもしれません。
特に「distant moon」はsatさんの原点のような楽曲なので、今回の「only me and the moon」に関係するような気がします。

15周年を記念するアルバム最後の楽曲が少し過去を振り返る内容になっているのは、
1期からのファンに対する南條さんからのメッセージのように感じました。

15年続けてきた軌跡のなかには様々な想いや気持ちがあったと思います。
そのすべてが過去になってしまう日が来る。
特に南條さんはfripSideに途中から加入したかたちになります。
現在のfripSideに南條さんはなくてはならない存在となり、本人もしっかりとそのフロントマンを務めています。
しかし、1期という存在がある以上そこに留まりたい人がいることも理解しているのだと思います。

その感情をうまく表現している歌詞だと感じました。

全体的に過去を振り返る話は1期の頃を描いていると思います。
同じ「fripSide」という場所ではあるけどそこにいるのは「nao」ではなく「南條愛乃」であること。

「あの日交わした約束だけが 私と共に居場所を失くした」

というフレーズはfripSideとしては残っているけど、1期の頃に交わした約束は南條さんの加入という変化で居場所を失ってしまったと、
勝手に解釈してしまいました。

これはあくまで解釈なので本意はわからないのですが、こうして改めて歌詞を読み返すと本当に1期からのファンを大切にしていると思います。
そして、南條さんですらどうなるかわからない。
だからこそ今を刻みたいという、直接的ではないですが、しっかりとした覚悟を感じる楽曲だと思います。

最初はあまりにも歌詞が衝撃的すぎて、まさか南條さん脱退もあるのかな……。
と不安になったのですが、その後の活動やライブによってまだまだ新しい世界を見せてくれる期待が高まっています。

crossroadsは過去と未来を結ぶアルバム

今回18回におよびcrossroadsの楽曲の感想を書いてきました。
ディスク1では1期の楽曲が2期サウンドでリメイクされ、ディスク2では今後のfripSideが楽しみになる楽曲が詰まっていました。

15周年を迎え新たなステージに向かうfripSideを記念する最高のアルバムになっていると思います!
ツアーも終わり、発売からは日も経っていますが改めて聴いてみるとまた違う発見もあるかなと。
コメント欄を設けていますので、また感想を聞かせてください!

その後、killing bites、divine criminalとシングルも発売し、今年もアルバムでるのかワクワクしますね!
それでは!

ABOUT ME
雨乃 晴(あめの はる)
雨乃 晴(あめの はる)
地方からライブに参加する行動派アラサー音楽オタク。 fripSide全曲感想まで突き進みます! 好きな音楽はデジタルJ-POPや日本語ラップなど、幅広く聞いています。 プロフィールアイコンはもかたる子さん。

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