fripSide楽曲感想
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【1日1曲】waiting for the moment【感想】

雨乃 晴(あめの はる)
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12月になりましたが、続けていきます!fripSide 1日1曲感想企画です!
本日は2期の楽曲の「waiting for the moment」 です! 

囚われたままの 暗い闇 どうか光で照らして

今日の1曲はfripSide2期のアルバム「infinite synthesis2」に
収録されている「waiting for the moment」です。
この曲は「eternal reality」の初回限定アニメ版のカップリング曲にもなっています。
(初回限定盤と通常版は「scorching heart」)
両曲とも違った方向性の熱さを表現している曲です。

ダークな世界観に共鳴するような南條さんの歌詞

閉塞した暗い世界観を感じさせるサウンド拍車をかけるように、
南條さんの重く暗い歌声が響き、光のない世界を表現しています。
サビで一気に勢いが増すのですが、その勢いによる光も僅かな光で受け入れられず、
すぐに消えてしまう。
そんな儚さも楽曲から感じられます。
ラスサビ前に冒頭の歌詞がリフレインされ、時が戻ったかのような感覚になり、
そして最後のサビで光を手にするそんな印象を受けました。

作り上げてきた この私 壊せる勇気があるの?

収録されているeternal reality がとある科学の超電磁砲の曲で、
さらにこの曲が収録されているのも初回限定のアニメ版のみということで、
この曲もタイアップはされてませんが、
サウンドは超電磁砲の美琴が妹達編でひとり葛藤する姿を意識した楽曲になっています。

一方、南條さんの作詞はそこは意識していなかったものの、
楽曲のダークさから暗闇にひとりでふさぎ込んでいるところに、
明るい手を差し伸べてくれる人が現れると言うストーリーを思いついたそうです。
それでもこの歌詞の主人公、美琴に重なる部分もあるんですが、
結構ニヒルなとこがあって手を差し伸べてくれる人に対しても挑戦的な態度を見せてきますね。
人の優しさに対する信頼して良いのかわからない恐怖や、
これまでの強がった自分を否定する苦悩などを凄く繊細に表現していると思います。
南條さんの書く歌詞はこういう感情を表現するのが非常に上手だなぁと。

本当は光をどこかで探しているのに光に出会ったことを「歯車が狂いだす」と表現するのは
心の何処かで「光なんてない」と塞ぎこんでしまっている主人公の気持ちをうまく表していると感じました。

「私は恐怖の影に囚われながら、深く暗い闇をひとりで歩いている
光を探しているのだけれど、その光は運命と現実なの」
と、間奏の英詩も物語にそった少し逼迫したものになってますね。

楽曲情報

・waiting for the moment
・fripSide(2期)3rd アルバムinfinite synthesis2収録
・作詞:南條愛乃
・作曲:八木沼悟志
・歌詞:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=dk130820_7

infinite synthesis 2 [ fripSide ]
infinite synthesis 2 [ fripSide ]

さいごに

今日は「waiting for the moment」の感想を書かせてもらいました!
ダークな世界観の中に込められた光を求める感情を表現した繊細な楽曲だと思いました!
 

ABOUT ME
雨乃 晴
雨乃 晴
こんにちは! ライブ大好き勢だった2010年代を経て、今は子育てしつつ可能な限り音楽を楽しんでいます!fripSideの楽曲感想を中心に様々な記事を書いています!
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