LIVE レポート
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fripSide concert tour 2015 〜infinite synchronicity〜 広島公演 感想

雨乃 晴(あめの はる)
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地方公演最終日、最高の盛り上がりを魅せた一夜

2015年11月29日に広島県 NTTクレドホールにて行われた
fripSide concert tour 2015 〜infinite synchronicity〜  広島公演の感想です。
公演の内容やセットリストにネタバレを含みますのでご注意ください。 
また、感想や公演の内容は個人の記憶を頼りに綴っています。
誤りやアーティストの意向と相違があることも考えられますので、
ご理解の程よろしくお願いします。

それでは最高の一夜、広島公演 感想です!

 

はじめに

今回のライブは10月に行われた本ツアーの大阪公演以来のfripSideのライブになりました。
(大阪公演の感想はこちら)

会場はショッピングモールの11階ということで、会場を探すのも少し迷いました。
開場時間になりホール内に入ってみると、まず入り口からステージが近いことに驚きました。
ホールというよりかは講演会とかをするスペース、良く言えばライブハウスのようなそんな会場です。
客席はフラットで移動可能なイスが並べられていて座席指定がされていました。
会場が狭くステージとの距離は近かったですが、フラットなため見えにくい環境があったと思います。
僕の席は向かって右側(satさん側)のブロックのちょうど真ん中あたりでした。
開演までは大阪公園と同じく洋楽が流れていましたね。

ここからは、ライブを振り返りつつ個人的に印象に残っている部分をピックアップしながら
感想を書いていきたいと思います。
ライブ全体を事細かにレポートする内容ではないですが、お付き合いいただければと思います。

ツアー後半の新しいセットリストによる大きな盛り上がり!

開演時間になり、徐々にオレンジ色の光に会場が包まれの感情の昂ぶりが光の動きに連なっていくなか
まず聞こえてきたイントロは「sister’s noise」!
大阪公演の「only my railgun」での始まりを彷彿させるかのような初めからのフルスロットルな選曲に会場が湧きました。
定番の一曲が終わった後も「grevious distance」「fortissimo-the ultimate crisis-」と立て続けに盛り上がる曲を続けていきます。
その後のMCでは開演前の会場が静かだったことやライブというよりかは講演会みたいだよねという話題から、本ツアーのコンセプトをsatさんが「偉い教授」っぽい口調で解説。
8箇所一斉にライブをすることは不可能だけど、どの会場も最高の盛り上がりにしたい。
その想いを込めて「5分で」(笑)決めたツアータイトルですが、
終わったあとにその込められた想いはセットリストに反映されているのかなぁと思いました。

セットリストから感じたツアーに込められた想い

正直なところ、セットリストだけを見ると今までの名曲を羅列した悪い言葉で「平凡」なセットリストで、
日替わり曲やセットリストに所謂レア曲が含まれているわけではないと思いました。
セットリストだけ見た時にがっかりした人もいるのかなぁと。
でも、ライブを終えた今ではその気持ちはなくなっています。

今回のツアーは全国8箇所を巡るツアーで、どの会場もみんなが盛り上がれるようにしたい。
そこには大阪公演の僕のように初めてfripSideのライブに来る人も多いと思います。
実際、fripSide自体広島公演は初で、会場にも初参戦の方は多くいらっしゃってました。
そういう人もひっくるめて盛り上がれるように、そしてずっと応援してくれている人も満足出来るように、
その絶妙なバランスを考えたセットリストだと思いました。
正直、ライブ中はセットリストのことなど頭に浮かばないくらい最後まで盛り上がっていました。

ツアー前半と後半でセットリストは変わりましたが、本質的な部分は変わっていなくて
最初にみんなの知っている曲で始まって、安心感や楽しさを感じさせる演出や
コールの部分で会場の観客席に向けたライトが声に合わせて光るなど、
会場全体が一体となれるような工夫が感じられました。

今回も新曲の披露を惜しみなくしてくれました!

前半ではもうすぐ発売の Two souls -toward the truth-
(実は広島の物販で購入できた笑)
を披露してくれましたが、後半の今回は「1983-Schwarzesmarken-」を!
この曲はPCゲーム「シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章」の主題歌となっている楽曲です。
ちょうどこの公演の直前に発売されていて、2月に発売されるシュヴァルツェスマーケンのアニメ主題歌のカップリングになっています。
このシュヴァルツェスマーケン、小説の原作本編を先日読み終えたのですが、
かなり面白いです。
ネタバレになってしまうので、内容について触れないですがライブ中初めて聴く楽曲部分でも
これはまさか、あの事か!と思ったほど、改めてfripSideの楽曲の作品との親和性を感じました。
Two souls -toward the truth- ともにツアー中に新曲がどんどん出てくるのも、
今後が楽しみになって良いですね!

繋がりのうた “Decade”

ライブ後半、あと3曲で終わってしまうことを告げる南條さん。
そして、その中に大切な曲が入っていることを伝えます。
satさんがDecadeのことを話し始め、naoさんと一緒に唄ったこの曲を10周年記念にしておくのはもったいないとの声を多くいただき、またnaoさんと再びこの曲を披露できる日まで走り続けるためにこの曲を今ここで披露することを許して下さいと、凄く丁寧に語ってくれました。

Decade を南條さんひとりで歌う、この情報を聞いた時やはりざわつきがなかったとは言えません。
デュエット曲ということもありますし、やはりnaoさんの歌声があっての楽曲という意見も十分理解できます。
だからこそ、他の公演であったのかはわかりませんが、satさんも前置きをしっかりしたのかなぁと。
MCの後、future gazer を披露してくれたあと、Decade のイントロが。

静かに時を刻むようなそのメロディに色々な感情が湧き上がりました。
僕は2期からのfripSide のファンですが、fripSide に出会ってから1期の楽曲も触れて
リアルタイムではないですがsatさんの想いやnaoさんの想い。
そしてそれがあったからこそ今のfripSideがあるのだなぁという気持ちを持っています。

南條さんの歌声が聴こえてきた時、直感的に凄く丁寧に歌っているなと思い
そして、naoさんパートのところを歌うとき少しnaoさんを意識して歌っていると感じました。
naoさんの気持ちを南條さんの声帯を震わして表現しているような、
決して自分の歌だと言う気持ちは微塵も感じられなかったですし、
むしろそこにnaoさんが居るかのように。

Decade の歌詞は過去と今を繋ぐ、想いの伝承をテーマにしていると思います。
それはnaoさん(1期)から南條さん(2期)への橋渡しということもあるのですが、
ファンの気持ちの橋渡しもあるような気がします。
satさんのバースデイライブで1期からのファンと2期からのファンの壁が以前は感じられたけど、
今はその壁がなくなりつつあるんじゃないか、そんなことを話してくれていた
と思うのですが、
そんな状況の今だからこそ、Decadeの披露でそういった壁をなくしてみんなひとつになって欲しい。
そんな想いが込められているような気がしました。

南條さんが紡ぐ歌声に合わせて、歌詞を口ずさんでいると
この曲の想いがどんどんこみ上げてきて、
目には感情が溢れかえって涙が滲んでいました。

前半はinfinite synthesis で泣き、後半はDecade で泣く。
両者とも想いが強く込められた楽曲なので、それを生で聴くことでもう耐えれなくなりますね。

naoさんのrailgunのパートは会場全体が歌うことで、
会場全体との繋がりをも感じることができた、このライブで一番印象に残っているシーンでした。

ツアーは残すところ東京公演のみ、そしてカウントダウンへ!

東京公演のみになった本ツアーですが、最終日東京ではどんな演出になるのか楽しみですね!
参加される方はぜひ最高の締めくくりを!
ツアーは終わってしまいますが、fripSide はカウントダウンライブをするようで!
止まることのない勢いで来年まで突き進むfripSide のこれからが楽しみです!

fripSide concert tour 2015 〜infinite synchronicity〜 
広島 NTTクレドホール セットリスト

1.sister’s noise
2.grevious distance
3.fortissimo -the ultimate crisis
4.Luminize
5.prism
6.late in autumn
7.fortuna on the Sixteenth night
8.absolute wish
9.fortissimo-from insanity affection-
10.way to answer
11.keep your promiss(日替わり)
12.precious time
13.trusty snow
14.before dawn daybreak
15.rain of tears
16.1983-Scwarzesmarken-(新曲)
17.LEVEL5 -judgelight-
18.fture gazer
19.Decade
20.Two souls -toward the truth-
—Encore—
21.only my railgun
22.black bullet

ABOUT ME
雨乃 晴
雨乃 晴
こんにちは! ライブ大好き勢だった2010年代を経て、今は子育てしつつ可能な限り音楽を楽しんでいます!fripSideの楽曲感想を中心に様々な記事を書いています!
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