無限遠点のアルタイル―TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』第16話 ネタバレ感想・解説
TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」第16話「無限遠点のアルタイル」のネタバレ感想・解説です。
[chat face=”ameno_smile.png” name=”雨乃 晴” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]
無限遠点のアルタイルといえばゲーム版のまゆりルートになります。予告でも浮かない顔のまゆりが印象的でした!
[/chat]
[box04 title=”無限遠点の意味”]
調べてみましたが、かなり専門的な話になり引用は割愛します……。
[/box04]
『無限遠点』を調べてみたのですが、なかなかに数学や物理の話になり複雑になりました。
まとめると
『同じ平面上で並行で交わることのない2つの直線も、無限に遠いところにあるひとつの点、つまり無限遠点で交わると考える』
タイムリープマシンを作ることを頑なに拒むオカリンと未来を変えたいと思うダルたちの気持ちを表しているように思います。
そして、今回の中心人物はまゆりになります。
オカリンに守られていた事実を知るまゆり。
タイムマシンから戻ってきてから辛そうな顔を浮かべるオカリンを間近で見ていたまゆりが気持ちをさらけ出すシーンは目が熱くなりました。
シュタゲゼロアニメ第16話の感想・解説
それでは、シュタゲゼロ16話の感想を書いてきます!
16話公式あらすじには
レスキネン教授から研究室に入るように誘われたのをきっかけに、留学を目指して勉学に勤しむ日々を送る岡部。だが、まゆりは岡部には何らかの秘めた思いがあり、それを表に出さないように必死に堪え続けていることに気づいていた。
一方、ダルは真帆と協力して、破棄された電話レンジ(仮)の再現に挑んでいた。
とあります。
オカリンはタイムマシンにのることを忘れるためかのように勉学に励みます。
もしくは牧瀬紅莉栖のいた研究室に自分も行きたいという願望かもしれません。
心のどこかでは牧瀬紅莉栖を諦めれていない。その感情を抑えるために平凡な日常を望んでいます。
しかし、未来を変えたい鈴羽には時間がありません。燃料が底をつきタイムマシンで遡れる期間は1ヶ月しか残っていない。
万が一失敗したときのことを考え、タイムリープマシンの開発に挑むダルと真帆。
タイムリープマシンを巡るオカリンとダル、真帆のシーンは緊迫したものでした!
それでは、シュタゲゼロ16話の詳しく感想を書いていきます!
AmazonPrime会員ならシュタインズ・ゲート(無印)、シュタインズ・ゲート ゼロのアニメが全話見れます!
シュタゲは伏線や各話の関連性が強く、見返すと更に楽しめてオススメ!
無料体験もあったりするのでぜひ!
仲間を思うからこそ行動を起こしたダル
真帆と二人でタイムリープマシンの開発に励んでいたダルのもとに、オカリンがやってきます。
ゲルバナを見て、タイムリープマシンの開発をしていることを知ったオカリンの激昂具合はこのシュタゲゼロのアニメの中でも随一のものでしたね!
懐かしいな。まゆりによく怒られていたな。食べ物を粗末にしちゃダメだって。
と最初は怒りを抑えていたオカリンですが、ゲルバナ本体と電話レンジを見た瞬間にスイッチが入ります。
何度も何度も何度も説明したよな!これを作ったことで、とタイムリープマシンによって起こったことをダルに突きつけてきます。
その顔はもう穏やかなオカリンの顔は微塵も残っていませんでした。
オカリンにとってタイムリープマシンがすべての原因と考えていて、それから目を背けているようにも感じました。
ダルを攻めるオカリンを止めるために飛び出した真帆により、オカリンの激昂は収まりますが、今度は真帆に怒りをぶつけます。
その様子を見てダルが
オカリンを殴ります
オカリン!謝れ!今すぐ真帆さんに謝れ!!
と。
だからって、他の人の想いを踏みにじって良いことにはならないだろう!
このダルの一発が、この作品の大きなテーマのひとつだと思います。
シュタゲは人の想いが紡ぐ物語だと思います。
静かに論理的にに理想へ挑む真帆
ダルとの一件があったあと、真帆とオカリンは屋上で語ります。
オカリンは真帆に今までの経緯と自分の答えを真帆に告げます。
タイムリープマシンの開発を諦めさせるために。
オカリンの言う世界の摂理に対して、真帆は論理的に反論していきます。
なら教えて。自然の摂理によって変えられないものと変えられるものの違いを。
冷静すぎるのですが、真帆の力強さを感じます。
オカリンに動じない真帆。
真帆には紅莉栖を助けたいという想いがあります。
そして、その願いは紅莉栖を助けるというだけでなく、オカリンも助けたいという想いがあります。
でも全ての数式を解くのは人間よ!結局のところはね!!
オカリンを完全に言い負かすほどの力を持った真帆。
彼女との出会いもオカリンの目指すシュタインズ・ゲート世界線には欠かせないものだったと思います。
守られる存在ではなくなったまゆり
一連のオカリンの様子を扉越しに聞いてしまったまゆり。
それまで感じていた違和感。オカリンの様子。
まゆりはその苦しさをひとり抱えていました。
その抱えていた思いをオカリンに打ち明けます。
きらめく星空。
まゆりの想いを感じた瞬間でもありました。
次回もまゆりの心情を描いていくと思いますので楽しみです。
シュタゲゼロアニメ 16話感想まとめ
シュタゲゼロ16話「無限遠点のアルタイル」では、ラボメンの各々の思いがストレートにさらけ出された回でした。
オカリンがタイムリープマシンの開発をしていたことに激怒するシーンや、それに対するダルや真帆の熱い返答が、ただ集まっている仲間ではなく本気でぶつかり合っている仲間ということを感じさせます。
そう感じるのはやはりそれまでに、ダルや真帆がなぜ未来を変えたいかのバックグラウンドがしっかり描かれているから感情移入しやすいですね!
熱い喧嘩のあとの、まゆりの感情を吐露する場面は反対に切なく悲しいものでした。
オカリンが守ろうと躍起になった存在まゆりが、実は1番苦しんでいたことを知ったオカリンのショックは大きかったと思います。
自分の感情をあまり表に出さなかったまゆりが吐く言葉だからこそ、大きな衝撃になりました。
今回は、本当に声優の演技が最高で素晴らしいなあと思いました。
特に花澤さんの泣きながらの演技は見ているこちらまで感情が高ぶって思わず涙が溢れるほどでした。
次回もまゆりルートが続いていくと思います。
ゲームでは感動のシーンが多いルートなのですが、少し悲しい場面もあったりするのでそわそわしています。
過去のシュタゲゼロアニメの感想はこちらから!
来週もお楽しみに!
シュタゲゼロ Blu-ray&DVD第1巻の発売も決まっています!
6月24日にアニメ第1話から第4話まで収録のBlu-rayの発売も決定しています。
豊富な初回特典もあります。
まずはキャラクター原案・huke描き下ろしアウターケース!となっており、今回は岡部とまゆりです!
そしてキャラクターデザイン・稲吉智重描き下ろしデジパックこちらも岡部とまゆりです。
さらにドラマCDとライナーノーツ、ブックレットと本当に多くの特典がついていますので要チェックです!
すごい特典の数ですね……。1巻からシュタゲの世界に引き込まれる特典たちです。
初回特典なのでご予約・購入はお早めに!
過去のシュタゲゼロアニメ感想はこちらからどうぞ!