fripSide楽曲感想
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white forces -IS3 edhition-【infinite synthesis3 楽曲感想】

雨乃 晴(あめの はる)
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2016年10月5日発売のfripSide 4thアルバム「infinite synthesis3」の楽曲感想を書いていく連載企画です。
第8回目の今日は引き続きシングル曲「white forces -IS3 edhition-」です。

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アルバム収録のwhite forcesはIS3 edhitionとなり、1983-schwarzesmarken-をアレンジした前奏が追加されています。
最近のライブではこちらが使用されることも多くなり、またひと味違う楽曲になっています!
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楽曲情報

white forces

作詞:八木沼悟志
作曲:八木沼悟志
編曲:八木沼悟志

アニメタイアップの関係上エイベックス(avex pictures)からの発売。

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前奏追加によりさらにシュヴァルツェス・マーケンを彩る

アルバム収録にあたり「1983-schwarzesmarken-」同様、white forcesも特別仕様になっています。
1983-schwarzesmarken-でもイントロが追加されていましたが、white forcesではさらにその1983-schwarzesmarken-を使用した前奏が追加されていて、よりドラマティックになっています。

ゲームソングとアニメソング、二つの楽曲で「シュヴァルツェス・マーケン」の世界を彩った楽曲ですが、この前奏が追加されたことでひとつにまとまったと思います。

シュヴァルツェス・マーケンの世界観はかなり悲壮感が漂うのですが、前奏部分がそういった部分を思い出させるかのように入っているので歌い出しまでにしっかりと世界を作っていきます。
アルバムでは前曲の「Two souls -toward the truth-」が軽快な曲なので、ここで一気に押さえ込む役割を担っていると感じました。

この楽曲はシングルはタイアップの関係でエイベックス(avex pictures)から販売されているのも特徴的です。
エイベックスから発売されたことによって「Apple Music」などのサブスクリプションサービスで聞けるんですよね。
聴き放題サービスを利用している人がfripSideの楽曲を探したときに聴ける唯一の楽曲となります。(2018年6月4日現在)

静と動のメリハリがしっかり効いたサウンド

前奏追加以外は基本的にはシングルと同じ構成になっています。
white forcesはメリハリのきいたサウンドが魅力的な楽曲です。
AメロからBメロまではストーリーを紡ぐように流れるように進みますが、1コーラス目のサビ前では大きなタメを用意しています。

全体的にfripSideの楽曲の標準的な構成のよくまとまった曲だと思います。
「シュヴァルツェス・マーケン」の「アニメ」の楽曲と言うことであまり重たくもなく悲壮感を抑え、
疾走感あるテイストに作り上げているのは素晴らしいなぁと思います。
その中でタメの要素やヒット音を使い、しっかりと緊迫感のある世界観を表現しています。

同じ作品を題材にした「1983-schwarzesmarken-」や「white relation」はゲームソングということもあり、より振り幅を大きく作っていると思うのですが、このwhite forcesはその楽曲たちを大きく包む役割を持っていると思います。

white forcesの南條さんの歌声が個人に好きでこのトーンがしっくりくるんですよね。
この楽曲あたりから感情が見え隠れする歌い方になっていると思います。
南條さん自身「リィズ・ホーエンシュタイン」役でアニメに参加しています。
リィズとはまた別の感情だとは思いますが、サビの部分で悲痛さを感じる歌声になっているのも聴き所だと思います。

悲壮感の中に希望を見いだす歌詞

サウンド面は疾走感のある楽曲なのですが、歌詞はしっかりとシュバケンワールドを表現しています。
小説を読んでいるかのようにAメロから情景描写が素晴らしく、原作はすべて読んだのですが曲を聴くとシーンが蘇ってきます。

サビではしっかりとポジティブな決意を、信念を貫く勇気を感じる歌詞になっているのもこれぞ「アニソン」と言える内容で素晴らしいです。

歌詞の全体的なテイストは悲壮感にあふれ絶望しかないのですが、その中に見つけた大切な人や仲間、そして自分の決意を胸に突き進むそんな想いを強く感じる歌詞になっています。

原作で主人公のテオドールは自分のことだけを考えクールさを装っていました。
しかし、アイリスディーナや仲間たちとの戦いで、大切な人や場所を知ることになります。
white forcesはその絆に気づきはじめたテオドールの曲でもあると思います。

作品に寄り添う楽曲

シュヴァルツェス・マーケンの楽曲はゲームとアニメ含めfripSideが担当しました。
「1983-schwarzesmarken-」「white forces」「white relation」の3曲は3曲で1セットのような構成でシュヴァルツェス・マーケンを余すことなく表現していると思います。

fripSideの楽曲の中には多くのタイアップがあり、どの楽曲も作品に寄り添ったものになっています。
特にwhite forcesはシュヴァルツェス・マーケンを「アニソン」として表現したらどうなるか。
そういった挑戦も含まれているように思います。

次回は「crescendo -version2016-」の感想になります!
1期の名曲はどのように生まれ変わったのでしょうか?
お楽しみに!

ABOUT ME
雨乃 晴
雨乃 晴
こんにちは! ライブ大好き勢だった2010年代を経て、今は子育てしつつ可能な限り音楽を楽しんでいます!fripSideの楽曲感想を中心に様々な記事を書いています!
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