ame note(雑記)
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ソニーサラウンドヘッドフォンMDR-HW700DSのノイズ問題解消

雨乃 晴(あめの はる)
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうも雨乃 晴です。
今回はソニーのワイヤレスサラウンドヘッドフォン「MDR-HW700DS」のノイズ問題の解消方法について書いていこうと思います。
個人環境での話になるので必ず解消するわけではないですが、ノイズが乗ってうまく視聴できない方の助けになればと思います!

https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-HW700DS/

ソニー公式:MDR-HW700DS商品ページ

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MDR-HW700DSとは?

ソニーが2013年に発売したワイヤレスサラウンドヘッドフォンです。
最大9.1チャンネルのサラウンド音場を再現することができ、映画などを臨場感あふれるサウンドで楽しむことができます。
発売からはずいぶんと時間が立っていますが、後継機が出ることもなく未だに現行機種です。

プロセッサとテレビやプレイヤーはHDMI(ARC対応)で接続するようになりパススルー対応の入力も3系統あるのでHDMIの分配器としても使えます。

ヘッドフォンとはワイヤレス接続になっているので、コードを気にすることなく楽しむことができます。
接続はBluetoothではなく、2.4GHz帯と5GHz帯の無線電波を使用します。

ヘッドフォン自体は大きく重たさもあるのですが、イヤーパッドがすごく柔らかく分厚いのでメガネを掛けていても痛くなることはありません。ただ夏場は蒸れたりするので気をつけてください。

個人的な使い心地

サラウンドヘッドフォンはあまり市場が広くないので種類が少ないのですが、その中でも上位クラスのヘッドフォンになります。
この商品を購入してから1年以上たちますが、夜中に音量を気にせず迫力のあるサウンドで映画を楽しめて嬉しいです。

ヘッドフォン側に音量調整や入力切替のボタンがあるため、プロセッサ側で操作することはあまりなく、快適に楽しむことができます。ただ、ヘッドフォンの装着で自動的に電源がONになるのですが、外すとOFFになってしまうのでここは設定で変更できたらなぁと思いました。

音質もかなり広がりがあり映画館のような空間を作ることができます。
最初、アクション映画を見ていたのですが、低音がすごく夜中だったため思わず「外に音が……!」とヘッドフォンを外してしまったのですが、そこには静寂しかありませんでした。そのくらい錯覚してしまうほど臨場感のある音を出していると思います。

音楽鑑賞には音楽鑑賞用のヘッドフォンが良いと思いますが、ライブ映像なども十分楽しめるヘッドフォンなのでおすすめです。

高機能・高音質、しかしノイズが……。

ここまで非の打ち所のないMDR-HW700DSなのですが、購入直後からノイズ問題に悩まされていました。
ワイヤレスなのでしょうがない部分もあるのですが、元の音が良いためノイズが発生して集中力が切れてしまうのはいただけません。

原因の追求、そして改善を目指して情報を集めました。

原因の追求作業へ……!干渉していたのは無線LANルーター!

ネットで情報を探していると、初期不良ロットがあるような記事も書いてます。
しかしながら僕が購入したのは発売の2013年からはずいぶんと時間が経っていますし、該当しないのかなぁと。

次に考えられるのは物理的な干渉。
ワイヤレスなのでプロセッサとヘッドフォンの位置関係で接続に大きな影響を与えることが考えられました。
基本的にプロセッサはTVの近くに置くと思うのでその範囲で動かしてみたものの改善はされず……。

そもそもプロセッサの真ん前でもノイズ乗ってしまっていて距離や置き場所ではないなぁと。

最後に検証したのは電波的な干渉。
個人的に一番怪しいとは思っていたのですが、電波は目に見えないので苦労しました。
この部分の改善でノイズは全く乗らなくなったので、MDR-HW700DSを使っていてノイズが気になる方はぜひ試してください!

無線LANルーターの設定変更でノイズ改善に成功!

結論から言うと、無線LANルーターの5GHz帯の無線電波のチャンネル設定の変更で改善したのですが、その紹介の前に事前情報として無線電波について簡単に。

まず、MDR-HW700DSには前述したように2.4GHz帯と5GHz帯の2つの電波を使用しています。
2.4GHz帯はBluetoothや電子レンジなど色々な機器で使用、発せられている電波になります。電波干渉に弱いのですが物理的障害には強い特性があります。
一方、5GHz帯は障害物には弱いのですが、電波干渉には強い特性があります。

このことから、僕はプロセッサから発せられる電波を5GHzに変更しました。(オートスキャンは途中で途切れることがあるので固定)
ネットの記事でもこうすることで改善した人が多いです。

雨乃 晴

雨乃 晴

いや、まだノイズ乗りますけどね!!!

残念ながらプロセッサの変更だけではノイズは乗ってきます。
これは2013年当時と家庭内の無線環境が変わってきたからかなと思います。

無線LANルーターにもMDR-HW700DSと同じく2.4GHz帯と5GHz帯を使用します。
特に最近のルーターは5GHz帯の利用を勧めたりしているので、本来電波干渉し辛いはずの5GHz帯の電波が宅内に飛び交っている状態になっています。電波干渉に強いとはいえ、同じ電波で飛んでしまっては防ぎようがないと。

Wi-Fiと干渉してしまい、ノイズとなって耳に届いてしまうわけです。
Wi-Fiがない環境は今はかなり少なくなっていると思います。
でもヘッドフォン使うときに無線LANを止めるわけにもいきませんよね。

無線電波にはチャンネルがある!別のチャンネルを選ぼう!

5GHz帯の無線電波には大きく分けてW52、W53、W56という3つの電波に分かれています。
そのなかでW52で36・40・44・48の4つのチャネル、
W53で52・56・60・64の4つのチャネル、
W56で100・104・108・112・116・120・124・128・132・136・140の11個のチャネルが使用できます。
5GHz帯の良いところはチャンネルが違えば全く干渉しないんですね。
(2GHz帯の場合は隣接しているチャンネルは干渉する)

では、MDR-HW700DSの5GHz帯のチャンネルは何なのでしょうか?
説明書によると、「5.2 GHz帯:5180 MHz/5200 MHz/5240 MHz」の記載が。
わかりやすくチャンネルに直すと36ch,40ch,48chになります。

MDR-HW700DS側では残念ながらどのチャンネルを使用するか選ぶことができないので、無線LAN側の設定でこのチャンネルを使わないor別のチャンネルを使う設定にすればノイズが乗らなくなります!
W52の電波で飛ばしている場合は空いているチャンネルの「44ch」で無線LANのWi-Fiを飛ばしましょう。

しかしながら現在の無線LANルーターは高機能のため複数のチャンネルを使い混雑を防ぐクアッドチャンネルなどの機能が搭載されていることが多いです。その場合は複数チャンネルを使うのでノイズが乗る可能性が高いです。
Wi-Fiの速度や安定性に関わる部分なので設定をした後はWi-Fiの様子もよく見ておきましょう。

無線LANルーターの設定は各メーカーの取扱説明書を見てご自身でお願いします。
チャンネル設定でルーターが壊れることはまずないと思いますが、自己責任で設定をお願いします。

そもそもヘッドフォンと同じカテゴリーのW52で通信をしなければ良いのですが、W53やW56に変更すると気象レーダーなどの影響でWi-Fiが止まることもあります。(DFS機能といいます)
レーダーの受信は地域にもよるのですが、宅内ではあまり無いようなので試してみるのも良いかもしれません。

僕自身は現在W53で飛ばすような設定になっていますがWi-Fiが止まったことは今の所ないです。

  • 無線LANルーターでW52を使う場合は「44ch」を使用する。
  • レーダーの影響がない環境ではW53やW56の電波を使用する。

ヘッドフォン側でクワッドチャンネル使うことはないのだろうからこっちで固定ができたら一番良いんですがね……。

新しい無線LANルーターに買い替えたらノイズがひどすぎたので備忘録を兼ねて書きました。
困っている方は無線LANルーターの設定を見直してみてください!

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雨乃 晴
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こんにちは! ライブ大好き勢だった2010年代を経て、今は子育てしつつ可能な限り音楽を楽しんでいます!fripSideの楽曲感想を中心に様々な記事を書いています!
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