fripSide楽曲感想
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Two souls -toward the truth-(2015/12/2)発売後 感想

雨乃 晴(あめの はる)
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Two souls go……toward the truth!!

2015/12/2発売のfripSideの10thシングル「Two souls -toward the truth-」の感想です!
本日の1日1曲感想も兼ねて、発売後のシングル全体の感想を書きたいと思います。
PVのネタバレなども含みますので、ご注意ください。

fripSide NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン公式サイト
http://nbcuni-music.com/fripside/

傷ついたこの身体 君だけに捧げる

Two souls -toward the truth-はアニメ「終わりのセラフ-名古屋決戦編-」のオープニングテーマになっています。
今回はこの曲の感想を色々な方向から書いていきたいと思います!

軽快なギターリフが特徴的なイントロから始まる疾走感あふれる楽曲

全体的な楽曲の感想として、
イントロでは打ち込みのドラムに支えられながら軽快なギターの音が響き、
それにストリングスの音色が絡んできます。
心地よいテンポで始まるので自然と曲を聴く事ができます。
ギターのイントロからはシンセの音が入ってきますが、いつものfripSideの音色ではあるものの
攻撃的というかは少し暖かさを持っているような印象を受けました。

Aメロでは南條さんの歌声がスッと入るようにサウンドが奥まり、
ピアノ調の綺麗なメロディを奏でるシンセの音によって、歌詞への意識が向かいます。
Bメロに近づくにつれて音が重なりあい、サビでの疾走感をもたらしていきます。
BメロでようやくいつものfripSideだなぁと思うほど、
Aメロの雰囲気は今までにないような気がします。
少し落ち着いた歌い出しから自然とサビのテンションまで持っていく
この自然さが凄く気持ち良い曲です。

そして2番のサビ(Cメロ)からそのまま繋がるDメロによる曲展開が素晴らしく、
そこにsatさんのコーラスも入っているという、
この部分を聴くためにフルで購入する必然性を感じるほどです。

その後の大サビでは高いキーを維持していた本来のサビから、
更にキーが上がり盛り上がりを見せていきます。
ライブでの歌唱はかなり大変そうですが、ここでキーが上がることでの高まりがあるのでsatさんの要求する音楽は凄いなぁと思い、それに応えれる南條さんもまた凄いと思いました。

アニメ主題歌になっているためワンコーラスはよく聞いていたのですが、
ワンコーラスでは感じることができなかった楽曲全体のまとまりや気持ちよさを感じることができました。
また、アニメ主題歌時には少し音が薄い印象だったのですが、
実際にCD音源を聞いた所、非常に重厚なサウンドで音を意図的に抜いている部分とのメリハリを強く感じました。
そのメリハリが絶妙で何度も聞いていられる楽曲だと思います。

最後に、初めて視聴した時はアウトロのコーラスにハッとさせられましたね!笑
あると思ってなくて、不意打ちを食らいました笑

終わりのセラフの世界観に沿った歌詞

タイトルにもなっているTwo souls ですが、このふたつの心は、
作中の優一郎とミカエラの二人の心という部分と、人間と吸血鬼の心だと思います。
1番は優一郎(人間サイド)の視点で、ミカエラたちと過ごした過去があるから人を信じれることや、
今の回りにいる仲間たちとの絆を描いています。
一方、2番では渇きに抗うなど、吸血鬼になってもなお優一郎を助けたいと願うミカエラの視点になっています。
1番に比べ少し重たくはなっているのですが、ミカエラの決意は優一郎と同じく輝いています。

そしてそれをまとめるかのようにDメロの歌詞が入り込んできます。
ここのフレーズが「終わりの」無い、と入り込んでくるあたりが「終わりのセラフ」のタイトルと重ねてくるのがsatさんだなぁと思いました。

作品の魅力もこの二人の結末がどうなるのか、そういう部分に向けられているので
ぜひ「終わりのセラフ」も見てみてください!

 

fripSideといえばゲスト出演のMVも魅力。今回は・・・?

毎度、ゲストを呼んで衝撃的な展開を魅せるfripSide のMVですが、今回はどうなるのでしょうか?
まずイントロから夜景と凛と佇む南條さん、そして知的な雰囲気で鍵盤を叩くsatさんの映像から。
今回のMVは全体的にクールな印象になっています。
白黒が基調の衣装に、舞台もモノトーン調です。ところどころ、赤や青に色がつきますが色味の少ないMVです。だからこそ、夜景の綺麗さだったり船のシーンの明かりが印象づいてきます。
1番では室内、2番では船の上がメインになってきますが、基本的には2人の歌唱、演奏シーンです。
二人ともクールな演出なのですが、南條さんはふと微笑んでくれるシーンがあったり、
sat さんも本当に楽しそうに演奏をするシーンがあります。

Dメロも終り、ラスサビへ。
静かになり南條さんの歌声が響く中、satさんが演奏をやめ、南條さんのとなりへ。
そのままダンサーと横一列になり、振付を一緒にするサービスも!
場面がいきなり変わったと思ったら、登場したのはなんと!

テツandトモのお二人!!

今回のゲストはテツandトモでした!
モノトーンな印象のMVに赤と青の演出があったのはこのためだったようです笑
それにしてもこの2人勢いがあって良いですねー!
二人組でTが続くのも今回の楽曲にぴったりです。
よく見返していると、サビ前の南條さんの振り付けにあの「なんでだろ~」の振り付けがあります。
(TVスポットやショートverになる1番では分かりにくくなってます)
やはりこの二人、キレが凄いです。リズム感もあるし顔芸も相まって爆笑してました。
一緒に歌ったシーンは「(傷ついたこの身体)君だけに捧げる」の部分です!

今回は最後までヒントが無いなぁと思ってましたが、細かいところでヒントが有りましたね!
個人的に今回のMVは今まででかなり上位に入ってくるほど好きです。
特に最初はスンッと歌っていた南條さんが、ほほ笑みを魅せてくれるあたりが良いですね。

 

c/w 曲は南條さん作詞の冬のうた

c/w 曲は南條さん作詞による「冬のかけら」です。
ずっと公式サイトでは「タイトル未定」になっていたのですが、
南條さん作詞で決まってなかったからでしょうか。

ミドルテンポでfripSideが得意とする冬の雰囲気を醸し出している楽曲です。
satさん曰く、女性にしか書けない歌詞を南條さんがうまく書いてくれたとのことで、
ひとり寒い夜に、切ない記憶を辿るそんな女性の姿が浮かびます。

それにしてもfripSide で楽曲提供曲ではない曲で珍しい(はじめて?)の英語じゃないタイトルです。
南條さん作詞なのでその意向を受けてるのでしょうか。
「fragment of winter」じゃなんかしっくり来ないですし・・・。
そもそもタイトルこそ冬のかけらですが、このかけらって思い出みたいな感じなので日本語にすることでそのニュアンスが伝わるのかなぁと。
この辺りはもしかしたら雑誌などのインタビューで語られるの
かもしれませんね!

 

楽曲情報

Two souls -toward the truth-
発売日:2015/12/2
作詞:八木沼悟志
作曲:八木沼悟志
編曲:八木沼悟志

曲目
1. Two souls -toward the truth-
2. 冬のかけら
3. Two souls -toward the truth-(instrumental)
4. 冬のかけら (instrumental)

さいごに

本日はTwo souls -toward the truth-の感想を書かせていただきました!
疾走感のあふれる楽曲で、fripSide の新しい一面を見たような気がします。
曲の多様性もfripSideの魅力だと思うので、こういう曲も増えていって欲しいですね!
何度もリピートしてしまうほど、聴いてて気持ちの良い楽曲です!

ABOUT ME
雨乃 晴
雨乃 晴
こんにちは! ライブ大好き勢だった2010年代を経て、今は子育てしつつ可能な限り音楽を楽しんでいます!fripSideの楽曲感想を中心に様々な記事を書いています!
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