【1日1曲】before dawn daybreak【感想】
11月も下旬に差し掛かってまいりました!fripSide 1日1曲感想企画です!
それでは、本日は「before dawn daybreak」 です!
だけどあなたが生きる重さをくれたから この「現在」を撃ち砕ける
本日の感想は、1期の名曲「before dawn daybreak」です。
PCゲーム「Before Dawn Daybreak 〜深淵の歌姫〜」のオープニングとなっています。
1期の中でも何種類かRemixもあり、更に新しいアレンジで南條さんが歌う-version2015-もあるなど
多くのバージョンがある楽曲ですが、今回はおおもとのnaoさんの歌う原曲の感想を書いていきたいと思います。
-version 2015-に関してはまた別の日に書きたいと考えています!
重厚感に包まれたなかに響く歌声と僅かな光
イントロから攻撃的なシンセサイザーの音が響き、
ドラムやギターが入っていくことでよりその重厚感は増していきます。
重たく吹く風のなかを歩いているような感覚で、
閉塞感を感じている中にnaoさんの歌声が響いてきます。
落ち着いた声がよりこの重厚感に相まってゲームの舞台である地下世界を表現しているかのようです。
サビではnaoさん特有の高音が響き渡り、「夜明け前」を表すかのような僅かな光を感じさせます。
曲の印象としてはAメロが重たく閉ざされた世界、サビでようやくその世界に日が差し込む。
そんな印象を受けました。
完全な夜明けというわけではなく、僅かに感じる陽の予感。
それがオリジナルのbefore dawn daybreakを聴いた時の印象です。
また後日書こうと思いますが、
-version 2015-ではアレンジがされていて、南條さんの声に合うように重厚感が薄れ、
より洗練された楽曲になったと思います。
どちらかと言えば2015は希望を確信した夜明けのような印象を受けたので
楽曲のアレンジで曲に与える印象は変わるのだなぁと改めて思いました。
儚く輪廻る運命だから あなただけは私の真実
歌い出しからこの世界の不条理を語るような、
2期ではあまり感じることの少なくなったダークな歌詞が並んでいます。
全体的に希望すら闇にさまよっていて、自分の存在すら消えかけてしまっている状態が
出会いにより光を感じ、重く冷たい「現在」を撃ち砕く勇気を得ることができる。
この出会いこそ「希望」なのだと思います。
歌詞全体から感じる絶望感が重厚なサウンドに溶け込み曲全体をより深化させていると感じました。
Bメロで入る英詩もダークな世界観に相まっています。
These all are phantoms fake light.
Sometime vanishes in dark side.
I wanna.. To sneak out deep night.
This browning for bright.
英詩は曲調を整えるために韻を踏んでるため、文法とかはおかしいかもしれませんが、
「この光は全て幻で偽りで、いつか闇に消えゆく。
私はこの深い夜を抜け出したい。この光に向けた銃口で」
「browning」 がおそらくブローニングの銃ってことだと思うのでこんな感じなのかなと。
「撃ち砕ける」やサビ後のサウンドに銃声が入るので。
歌詞とともに銃の音が凄く印象的な楽曲だと思います。
楽曲情報
・before dawn daybreak
・fripSide(1期)5th アルバム split tears 収録
・作詞:八木沼悟志/山下慎一狼
・作曲:八木沼悟志
・歌詞:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=B30865
さいごに
本日はbefore dawn daybreakの感想を書かせていただきました。
ライブでも演奏されることも多く、satさん自体も大好きな曲のようで
これからも聴くことが多くなりそうな曲ですが、
このオリジナルの完成度の高さがあるからこそ、
より多くのリメイクを許容できるのだと思いました!