Re:Re:(Single ver.)-ASIAN KUNG-FU GENERATION 感想
今回はfripSideや南條愛乃さんの楽曲ではないのですが、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:(Single ver.)」の感想を書きたいと思います。
この曲はアニメ「僕だけがいない街」のオープニングテーマになっています。
僕だけがいない街のネタバレを含む場合があるのでご注意ください。
アニメ「僕だけがいない街」公式サイト
http://bokumachi-anime.com
そしてどうかなくさないでよって 高架下、過ぎる日々を
この曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONの2ndアルバム「ソルファ」に収録されている曲で、
今回のTVアニメのオープニングに起用されるにあたって新録されシングルカットとなりました。
ソルファの発売が2004年なので10年以上前の楽曲になります。
ギターの印象的なリフがリフレインされる楽曲で、
ちょうど聞いていた学生時代を思い出す懐かしさを感じました。
「僕だけがいない街」の世界観とも非常に合っていて、
この郷愁感が作品の「リバイバル」という時を遡る能力と相まって一味違う切なさを与えてきます。
書き下ろし楽曲ではないのに世界観に寄り添う楽曲
アニメのために書き下ろされた曲ではないのですが、
歌詞の雰囲気が作品と寄り添っていて、
特に「高架下」などは作品でも重要なシーンで使われていたりとリンクする部分が多いです。
そして、今回以前の音源をそのまま使用するということではなく、
新しく録音したものを使うというのも過去を変えて未来を変える、
そんな作品の魅力を楽曲面から表現しているようで個人的に凄く良いと思いました。
どこか後ろ向きで逃げているんだけど、それじゃダメなんだって気づいている。
そんな主人公の気持ちを表しているようです。
僕はずっと掻きむしって 心の隅っこで泣いた
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは学生時代に良く聞いていたのですが、
がっつりファンだったということではないので知識が乏しいところもあるので・・・。
まず冒頭で書いた、懐かしさ。
この懐かしさを感じるのは僕と同じ20代後半の人だと思います。
最初のイントロこそライブバージョンを意識したアレンジになっていますが、
基本的にはソルファに収録されているものと同じ旋律を奏でます。
しかし、どこか新鮮を感じる。
ずっと過ごしていた場所から数年離れ、また戻ってきたら町並みはところどころ変わっているけど、
全体的な風景や暖かさは変わってない。
そんな雰囲気で懐かしさを感じました。
細かいところを書いていくと、
ベースの音やドラムの音が少し控えめになって上品な感じになったのかなというのが
最初の印象でした。
ソルファのキレの良いドラムも好きなんですけどね。
あとはリフレインされるギターフレーズじゃない方、
コード進行するギターがはっきりしていて、そこでも新しさを感じました。
そして何と言っても歌声。
後藤さんの歌声、歌い方はソルファ収録のころを意識しているような気がしましたが、
10年以上の歳月がもたらすのか大人な歌声になっていて。
そこで、あぁ僕達も時を重ねていったんだなと思い、
やはり、僕だけがいない街に最適な楽曲だなと感じました。
君を待った 僕は待った
僕だけがいない街は現在アニメが放送中で、実写版の映画が3月19日より公開です。
原作の漫画は3月上旬に完結しましたが、外伝の連載が決まっています。
アニメ版では原作とすこし変わった演出や進行をしている部分もあるので
結末が同じになるのかも見どころになっています。
まだ読んでない方や、見たことのないかたはぜひ御覧ください!
公式でノンクレジットのオープニングが公開されているのでそちらも!
【楽曲情報】
Re:Re:(Single ver.)
作詞:後藤正文
作曲: 後藤正文/山田貴洋
歌詞:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=B07925
(情報はソルファ収録時のものです)
今回はfripSideや南條さんの楽曲ではないですが、
好きなアニメの曲ということで感想書かせていただきました!